
北海道はパウダースノーのスキー場や雄大な大自然、海の幸・山の幸に恵まれたグルメなど、四季を通じてリゾート需要が高いエリアです。
近年は「別荘より手軽」で「ホテルよりプライベート感が高い」リゾート会員権に注目が集まり、道内でも高級ヴィラや会員制ホテルの新規開業が相次いでいます。
この記事では、会員権の基本的な魅力を整理したうえで「北海道でどう選ぶか」を解説し、最後に新進ブランドのヴィラシリーズ Grande/Residence Villa から富良野・鹿部の注目2施設をご紹介します。
目次
リゾート会員権の魅力とは
リゾート会員権は「宿泊の権利」をシェア購入するため、別荘を単独所有するより初期費用と維持費を抑えつつ、ホテル水準のサービスを受けられる点が最大のメリットです。
また、運営企業が全国に保有するホテル・ヴィラ・コテージを横断利用できるため、1枚の権利で北海道のスキーリゾートから沖縄のビーチリゾートまで旅の選択肢が一気に広がります。
しかも施設の清掃や庭の手入れといったメンテナンスは運営側が担うので、ユーザーは“着いた瞬間から非日常”を堪能できる点が別荘との大きな違いです。
さらに、リゾート会員権は初期費用・年間維持費が別荘単独所有より大幅に抑えられるのも魅力の一つです。
こうしたハード・ソフト両面の魅力が、リゾート会員権を「別荘でもホテルでもない、第三の選択肢」として根強く支持される要因といえます。
北海道で展開しているリゾート会員権の選び方
北海道で展開しているリゾート会員権を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 北海道で展開するリゾート施設の数
- 権利形態が利用権型か・所有権型か
- 目的に合った設備・施設があるか
- 利用頻度に合ったプランがあるかどうか
ここでは、上記のポイントについて解説します。
北海道で展開するリゾート施設の数
北海道でリゾート会員権を検討する際、まず注目すべきは「道内にどれだけの施設が展開されているか」です。
施設数が多ければ多いほど、利用の選択肢が広がり、予約の柔軟性や利便性が向上します。
ただ、関東・関西圏とは異なり、北海道で多くの施設を提供しているリゾート会員権は一部を除いて少ないのが現状です(2025年5月現在)。
そのなかでも、「Grande」は2025年に富良野で「星音 富良野別墅」の開業を予定し、2026年春には鹿部町で「Residence Villa Zest」の開業を予定しており、道内での選択肢を提供できるリゾート会員権の一つです。
権利形態が利用権型か・所有権型か
リゾート会員権を選ぶ際、まず注目すべき要素の一つが「権利形態」です。
リゾート会員権には大きく分けて「所有権型」と「利用権型」の2種類があり、それぞれに特長とリスクが存在します。
所有権型
所有権型は、リゾート施設の一部または全体の不動産所有権を取得する形態です。
具体的には、施設の客室やヴィラなどを複数の会員で共有し、不動産登記を行います。これにより、資産として保有でき、相続や売却も可能になるのが最大の魅力です。
ただし、所有する以上、不動産取得税や固定資産税、維持管理費などが発生し、初期費用も数百万円規模となることが一般的です。
利用権型
利用権型は、リゾート施設の利用権だけを取得する方式で、不動産の所有権は伴いません。
そのため、購入費用が比較的低く抑えられ、税金もかからないという利点があります。
一方で、資産性がなく、売却や相続が難しい点や、繁忙期の予約が取りにくくなる場合もあります。
ただし、Grandeのように利用日を事前確保できるシステムを採用しているリゾート会員権では、その心配が大きく軽減されます。
選定のポイント
所有権型は、「お気に入りの場所を資産として所有したい」「毎年必ず同じシーズンに滞在したい」という方に最適です。
反対に、「年間数回、さまざまな施設を使いたい」「費用は抑えつつ非日常を楽しみたい」という方には利用権型の方が向いています。
特に北海道のように、四季の楽しみ方が豊富でエリアによって滞在ニーズが異なる地域では、複数の施設を柔軟に選べる利用権型が人気を集めています。
自分にとって「どんなふうにリゾートを使いたいか」を明確にし、それに合った権利形態を選ぶことが、失敗しない会員権選びの第一歩となるでしょう。
目的に合った設備・施設があるか
北海道でリゾート会員権を選ぶ際には、滞在中にどのような過ごし方をしたいかを明確にし、それに合った設備や施設が整っているかを確認することが重要です。
例えば、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツを目的とする場合は、ゲレンデに近く、スキーイン・スキーアウトに対応した立地や、乾燥室、レンタル設備が整った施設が理想的です。
一方で、温泉やスパでの癒しを重視するなら、源泉かけ流しの大浴場や露天風呂、リラクゼーションルームなどが完備された施設が適しています。
さらに近年では、ペットと一緒に滞在できるリゾートへのニーズも高まっています。
ペット可の部屋が用意されているか、ドッグランやペット向けアメニティが充実しているかなどは、動物と一緒に過ごす予定がある人にとって欠かせない条件です。
リゾート会員権を選ぶ際は、単に施設の豪華さや料金に目を向けるのではなく、自分の旅行スタイルや家族構成、趣味嗜好に合った機能が備わっているかを確認し、長く満足して利用できる拠点を見極めることが大切です。
利用頻度に合ったプランがあるかどうか
リゾート会員権を選ぶ際、利用頻度に応じたプランの選択が重要です。
自身のライフスタイルや旅行スタイルに合わせて、適切なプランを選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化できます。
年に数回、特定のシーズンに北海道を訪れる方には、利用日数が限定されたプランが適しています。
これらのプランは、初期費用や年会費が比較的低く設定されており、短期間の滞在でも十分に元が取れる設計となっています。
一方で、毎月や隔月で北海道を訪れる方には、定期的な滞在が可能なプランが適しています。
これらのプランでは、年間の利用日数が多く設定されており、長期滞在や頻繁な利用に対応しています。
事前に各施設のプラン内容や特典を比較検討し、ライフスタイルに合ったリゾートライフを実現しましょう。
北海道に施設を展開しているおすすめリゾート会員権を紹介!
北海道で施設を展開しているおもなリゾート会員権は以下の通りです。
リゾートホテル | 特徴 | 権利形態 | 主なエリア |
Grande(グランデ) | 会員制の一棟貸しヴィラのシェア別荘。 | 利用権型 所有権型 | 全国 |
ザ グラン リゾート | 豪華な設備と高級感が特徴のリゾートホテル。 | 所有権型 | 全国 |
ロングライフリゾート | アクティビティ豊富で三世代向けの施設を函館に展開。 | 利用権型 | 全国 |
東急バケーションズ | 別荘タイプのリゾート施設。利用者の自由度が高い。 | 利用権型 | 全国 |
加森バケーションクラブ | 道内に宿泊施設・スキー場・ゴルフ場を多数運営している | 利用権型 | 北海道中心 |
リロバケーションズ | 北海道から沖縄まで、全国各地に展開するリゾートホテル。法人会員も多い。 | 利用権型 | 全国 |
上記のリゾート会員権のなかでも、2025~26年にかけて新規開業を予定しているのがGrandeとResidence Villaです。
Grande・Residence Villaについては次項にて詳しく解説します。
会員制リゾート第三の選択肢ならヴィラ(villa)タイプの「Grande(グランデ)」へ

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。
プライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる以下の特長が強みです。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 固定資産税
- 不動産取得税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「Private Ocean Villa 藍水 -ransui-」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業いたしました。(新規施設拡大中)
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
別荘所有の懸念点を解消!「Residence Villa(レジデンスヴィラ)」とは?
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Awaji Mare)
Residence Villaとは、新しい別荘所有のスタイルのことです。
従来の別荘所有で抱える不安を解消し、以下のような仕組みと特徴があります。
- 20、30年後の出口戦略を設計
- 人気シーズンにおける年6泊分を独占利用可能
- 使わないFIXDAYを1泊あたり8万円で売却可能
- FIXDAY以外も特別料金で宿泊可能
- 全国110棟を超えるGrandeのヴィラを特別価格で利用可能
- 国内最上位のヴィラをFIXDAYと交換して宿泊可能
各特徴を詳しく解説します。
20、30年後の出口戦略を設計
Residence Villaでは、リゾート会員権オーナーの不安を解消できるように、20、30年後の出口戦略を設計しています。
以下のような「買取」と「売却」のルールを設けています。
- 買取:開業から20年後より建物残価に応じて対応
- 売却:竣工後5年目より対応
リゾート会員権を所有する前から出口が明確になっているので、所有者も安心できるでしょう。
人気シーズンにおける年6泊分を独占利用可能
Residence Villaでは、FIXDAY(権利日)制度を導入しており、必ず宿泊できる年間6泊分のFIXDAYが確保されています。
FIXDAYはGWや夏休み、年末年始など、一般的な会員リゾートでは予約が難しい日程やシーズンが割り振られていて、オーナーが独占的に利用可能です。
なお、FIXDAYにおける宿泊時の利用料は、30年間無料です。
FIXDAY以外の257日(365日のうち「FIXDAY6日×共同オーナー18名」を除いた日)は、空室があれば、オーナー特別価格で宿泊できます。
使わないFIXDAYを1泊あたり8万円で売却可能
FIXDAYにより年間6泊分が確保されていますが、仕事やプライベートの予定などオーナー様の都合によっては、6泊分利用しないケースも考えられます。
そのような場合は、FIXDAYをホテルとして貸し出し、1泊あたり8万円(税込)で買取も可能です。
例えば、FIXDAYを3日分貸し出せば、管理費と同じ24万円(税込)になるため、別荘の維持費がほぼゼロになります。
FIXDAYをすべて売却すれば、年間の維持管理費を超える最大48万円(税込)の収益を得ることも可能です。
このように、万が一リゾート施設を利用できなくても、オーナーができるだけ損をしないような仕組みを構築しています。
FIXDAY以外も特別料金で宿泊可能
Residence Villaのオーナーは、FIXDAYとして6日間の宿泊が確保されていますが、それ以外の日程も宿泊できます。
365日のうち、「共同オーナー18名×FIXDAY6日」を除いた日の257日間は、1泊4.4万円(税込)で泊まれます。
別荘に空室がある限りは、利用日数の上限もありませんし、空き状況次第では10日間といった長期滞在も可能です。
全国110棟を超えるGrande(グランデ)のヴィラ(villa)を特別価格で利用可能
Residence Villaのオーナーには、全国に110棟以上を展開するGrandeのヴィラを利用できる権利も付与されます。
Grandeのヴィラは一棟貸しのプライベート空間が魅力で、以下のようなヴィラがあります。
また、ドッグフレンドリーなヴィラも全国に50棟以上展開しているので、愛犬家の方にもおすすめです。
Grandeの利用料金は宿泊するヴィラごとに異なるため、宿泊前に確認してみてください。
>>GrandeとResidence Villaの違いは?ハイエンドな別邸で唯一無二の別荘ライフを
北海道でおすすめな「Grande」「Residence Vilia」の施設2選
株式会社にしがきでは、2025~26年にかけて以下の権利型の「Grande」を富良野、所有権型の「Residence Vilia」の新しい施設を提供予定です。
- 星音 富良野別墅
- Residence Villa Zest
ここでは、上記の施設について解説します。
星音 富良野別墅|Grande
「星音 富良野別墅」は、北海道・富良野エリアに2025年開業予定の会員制リゾートヴィラで、Grande(グランデ)が展開するラグジュアリーヴィラシリーズの一つです。
星音 富良野別墅では、プライベートプールや天然温泉など、リラクゼーションを重視した設備が整えられる予定です。
また、富良野の自然を活かしたアクティビティや、地元食材を使用した料理など、地域の魅力を存分に味わえるサービスも計画されています。
星音 富良野別墅は、Grandeが提供する「利用権型」の会員制リゾートであり、固定資産税や不動産取得税などの税金が発生しない点が特徴です。
全国に展開するほかのヴィラ施設も利用可能で、年間を通じて優先予約や特典を享受できます。
星音 富良野別墅は、家族連れやカップル、友人同士など、さまざまな利用シーンに対応できるよう設計されており、北海道での特別な滞在を求める方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
Residence Villa Zest
北海道・鹿部町に2026年春開業予定の「Residence Villa Zest」は、所有権型シェア別荘「Residence Villa」シリーズの一つです。
Residence Villa Zestの最大の特徴は、敷地内に自噴する間欠泉と泉温60℃の硫黄泉という2つの自家源泉を有している点です。
これにより、源泉かけ流しの露天風呂やサウナなど、野趣あふれるSPAガーデンで癒しの時間を過ごすことができます。
食の面でもこだわりがあり、地元の料理人による出張料理や、水産事業者と連携した新鮮な海の幸を楽しめる専用ダイニングルームが完備されています。
Residence Villa Zestは、温泉や美しい景観、そして地元の食材を活かした食事を楽しみたい方に最適な別荘です。
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